10月9日(水)の給食
K
ごはん ニシンのいちやぼし ひじきのいために けんちんじる ぎゅうにゅう
ニシンは「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれ、産卵時期の3~5月にかけて北海道沿岸に現れます。
この時期はニシンをお刺身で食べることもでき、また、卵や白子を美味しく味わうことが出来るので、
生のニシンを卵ごと塩焼きにしたりします。
また、10~12月のニシンは、産卵にそなえて餌をしっかりと食べているため、栄養をたっぷりと蓄えており、
身に脂がのっておいしい時期です。
ニシンといえば、すぐに思い出すのが「かずのこ」ではないでしょうか。
「かずのこ」は、ニシンの卵巣を塩漬けにしたもので、子孫繁栄の象徴として正月料理に欠かせません。
現在、かずのこの大半は輸入物が占めていますが、
国産のかずのこは、小粒で黄色が濃く美味しいといわれています。
また、ニシンが卵を自然に産み付けた昆布を「子持ち昆布」と呼んでいます。
ニシンは大挙して海岸に押し寄せ、卵を昆布や海草等に産み付けますが、
ニシンの卵は卵同士ぴったりとくっつく力が強いので、昆布にずっしりとつきます。
(みなとの野菜大辞典HP)