12月20日(金)の給食
K
【冬至献立】
ごはん サバのゆずみそだれかけ ひじきとだいずのいために けんちんじる ぎゅうにゅう
けんちん汁の発祥には諸説あります。
1つは、中国の精進料理である普茶(ふちゃ)料理の一種、巻繊(けんちゃん)が日本語になったという説です。
また、鎌倉の建長寺で作られる「建長汁」が、「けんちん汁」と呼ばれるようになったという説もあります。
けんちん汁は、現在では日本各地で食されていますが、建長寺では700年以上も前から食されています。
建長寺で修業した僧侶が各地に派遣されるとともに、全国に広まっていったのだそうです。
建長寺のけんちん汁は精進料理であるため、動物性の食品は使わず、だしも昆布やしいたけからとります。
多くの野菜が使われるのは、他の精進料理で余った野菜くずを無駄なく用いて作ったからです。
けんちん汁には豆腐をくずして入れます。
そのきっかけとして、建長寺の初代住職が、落としてしまった豆腐を拾い集めて洗い、
汁の中に入れたという逸話が残っています。
(農林水産省)