7月4日(木)の給食

ごはん イカのたつたあげ こんにゃくとえだまめのいためもの ごまみそしる ぎゅうにゅう

 

こんにゃくのふしぎ!?

こんにゃくはこんにゃく芋(いも)をすりおろし、凝固剤を混ぜてゆでたものです。

日本には、6世紀頃に中国から伝わってきたのではないかと考えられています。

こんにゃく芋にはシュウ酸カルシウムが多く含まれており、生でも煮炊きしても食べられません。

畑を荒らすイノシシも食べないと言われています。

そのようなこんにゃくを作物として栽培し、日常的に料理として食べているのは日本だけだそうです。

中国では魔芋(モーイ)、欧米ではこんにゃくの花の形からDevil’s Tongue(悪魔の舌)、

原産地のインドシナでは芋の形からElephant Foot(象の足)と呼ばれているように、

親近感のもてない食べ物だったようです。

しかし、近年では健康食として、中国や欧米でも注目されるようになりました。

こんにゃくは、その97%とほとんどが水分ですが、栄養もしっかりとあります。

食物繊維はサツマイモ並み、カルシウムは牛乳の半分も含んでいます。

日本人に不足しがちな栄養素を、カロリーは低いまま補給できるのがこんにゃくの大きな魅力でもあります。

江戸時代の俳人、松尾芭蕉はこんにゃくを好んで食べたようで、名句をいくつも残しています。

「蒟蒻のさしみもすこし梅の花」

「蒟蒻に今日は売り勝つ若葉かな」

(日本こんにゃく協会HP)